香りと旅して

社員コラム

素敵なフランス旅日記

人生で初めての海外!国際線の乗り方もよくわからず向かったのはフランス。目に映るもの全てが新鮮だった旅の一部を公開します。

1.鮮やかな光を感じた絵画

海街育ちの企画部のMです!
フランスに着いて初めての朝。まだ人通りの少ない時間に向かったのは「オランジュリー美術館」。

ホテルを出ると目に入ってきたのは、さんさんと輝く太陽の光。

日本とは違った、日差しの強さによる影響か、周りの建物や自然から暖かな色彩を感じ、美しい建物に入った木漏れ日が模様のようで美しかったです。
日本の光はふわっと差し込むような光を感じるけれど、フランスに来てからは国によってこんなにも光の豊かさが違うのだと感じました。

オランジュリー美術館

この旅で一番見たかった、モネの絵画「睡蓮」。

近くで見るとぐるぐると擦り付けるように何層にも塗られたテクスチャーが、遠くからみると水面に見え、何回見ても不思議な感覚に包まれました。
自然光が差し込むように作られた、特別仕様の展示室に飾られた睡蓮は本当に美しく、一日中眺めていたい、、と思ったほどでした。

優しい自然光がふんわり入り、まるで自然の中で見ているよう、、。
何種類もの深い青がとても美しかったです。

朝見た光を思い出し、モネやルノワール、印象派の画家たちもモチーフをあんな光の中で見ていたのかな、、と感じました。

2.”素敵” を詰め込んだ歴史ある百貨店

滞在中立ち寄ったのは、フランスの歴史ある数々の百貨店。
その中でも特に面白かった百貨店を2箇所ご紹介します。

PRINTEMPS 

最初に訪れたのは「プランタン」。
歴史を感じる白いお城のような外観が、いかにも百貨店らしい建物でした。

でも、中に入るとびっくり。

現代的にデザイン化された蛍光緑の「P」マークがお出迎え。外からは想像できなかった、洗練されたデザインに目を引かれました。

中に入るとさらに、斬新な見せ方のディスプレイに目を奪われました。

とにかく色使いがハイセンス、、。

こんなにたくさんの色を使ったら、調子を整えるのがとても難しそうなのに、どこもかしこも、カラフルなのにまとまりと高級感があり、見ていてとても楽しくなるディスプレイばかりでした、、。

1つ1つにテーマがあるようで、パイプやクレーンゲーム、ボールプールなど、ユーモア溢れるディスプレイの数々 。
(こんな色彩をたくさん見ていたので、帰国後の帰り道、日本はなんでこんなにシンプルなのだろう、、と感じました)

GALERIES LAFAYETTE

まるで王宮のような天井が美しい「ギャラリーラファイエット」。

見上げた瞬間、思わず「すご、、、」と声が漏れてしまいました、、。

こんな素敵な天井をタダで見ていいんでしょうか、、。そのくらい迫力のある百貨店でした。
天井の真下にあるのは、香りのお店。

世界中の良い香りが混ざり合い、百貨店の香りに変化していました。

フランスに来てから度々香る、街中ですれ違うとふわりと香るマダムたちの香り。
ここで探せばあのマダムたちのような、素敵な香りが見つかりそう、、。

天井まで続く百貨店は王宮の中にお店があるようで、普通ならありえない光景が、なんだかとても不思議な感覚でした。

3.世界遺産で感じた懐かしい香り

ー 朝7時
眠たい目をこすりながら向かったのは、海に浮かぶ街「モン・サン・ミシェル」。

パリ市街を抜けて約4時間。遠くに牛や羊の群れが見える牧草地帯を抜けると、見えたのは、晴天のモン・サン・ミシェル。

バスから降りると最初に感じたのは、風にのって流れてきた潮の香り。

海街で生まれた私にとって海の香りはとても懐かしい、、。パリでは感じられなかった懐かしの香りがさらに期待を高めてくれます。参道の中は絵本の世界に迷い込んだようなとても可愛い街並み。

何屋さんかはわからない魔法使いの看板、、

とにかく看板が可愛い、、。

それぞれのお店やさんから出ている看板が、ユニコーンや人形、妖精など、違ったモチーフのデザインが施されていて、本当に可愛らしかったです。

長い坂道をどんどん登り、ついに到着した修道院!

高く積み上げられた石の城壁に歴史を感じ、気分はまるで中世に。
綺麗なアーチ型のアーケードをくぐると上に見えたのはそびえ立つ塔。さっきまで、あんなに小さかった修道院の塔がこんなにも間近に見えました。

少しひんやりした冷たい空気感の中で見た装飾は、太陽の陰でディティールがはっきりとし始め、とても神秘的でした。

見晴らしの良い展望テラスでは、どこまでも続くサン・マロ湾を見渡すことができ、海の真上を吹く潮風に包まれ、ここでもほんのりしょっぱい潮の香りを感じることができました。

4.色とりどりで楽しい食べ物

カラフルで見ているだけで可愛いフランスの食べ物たち。街を歩いていた時に目に入ったお店のショーウィンドウや、スーパーで見た不思議な食べ物をご紹介します。

街のパン屋さん

お店の外まで広がる香ばしい外国のパンの香りにつられて入ったのは、絵本から飛び出てきたような可愛らしいパン屋さん。

パンの香ばしい香りかと思いきや、甘いお菓子やお惣菜も売っている。フランスのパン屋さんは、いろんなものを売っているのが通常のスタイルだそう。

りんご飴を屋台以外で売っているのも初めて見ました、、。
素材の色を生かしたカラフルな食材がランダムに置かれている景色が可愛らしく、選ぶ楽しさがありました。

スーパーのカラフルな果物とパッケージ

日本とは違う、色とりどりのパッケージが並ぶフランスのスーパー。
カラフルな色合いが、より食べ物の美味しさを際立たせているものばかりでした。

数ある食品の中でまず驚いたのが、壁一面に広がるヨーグルト売り場。日本の4倍はありそうなヨーグルトの品数の多さにびっくりしました、、。
悩んだ末に、1個だけ買ったヨーグルトは、刻印付きの瓶が可愛く日本にお持ち帰り、、。

パッケージだけでも、美しさや見せ方にこだわったデザインが多く、日本の機能性や、訴求重視のシンプルなデザインとの違いを感じ、面白かったです。

Ladurée 

シャンゼリゼ通りを抜けて向かったのは、日本でもマカロンが人気の「ラデュレ」。
人気店だけあり、すでに長い行列が、、。20分ほど並び、中に入るとふわっと香る甘い香り、、。

店内は可愛さが爆発している空間が。

色とりどりのお菓子に、バラの装飾が天井いっぱいについた空間は、まさに至福のひととき、、。

初めての海外は目に入るもの全てが新鮮で、刺激的な毎日でした。

街を歩いているとふとした瞬間に感じる空気感や、美しい絵画を見た時の感動はいまでも思い出せるくらいの感動でした、、!

昔から苦手だった飛行機も克服できたので、これを機会に他の国々にも行ってみたり、世界の美術館やおいしい食べ物巡りなんかもしてみたいです。

空港で発見したおにぎり。たった2週間だけれどもなんだか懐かしい三角形、、。
帰ったらお米が食べたい、、日本のありがたさも感じました。

帰りの飛行機での1枚。
アルプス山脈と美しい夕焼けに感動しながらちょっぴり寂しい気持ちになってしまい、
色々あった道中を思い出しながら「また来たいなぁ」と思える本当に素敵な旅でした。

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