香りと旅して

社員コラム

長い歴史に想いを馳せたイタリア旅行記

出張先に決まったのはかねてより「いつか一度は訪れたい」と思っていたイタリア!
芸術!歴史!食!魅力が詰まった各都市の特徴や印象的だった出来事などお伝えしていきます。

1.首都ローマ・バチカン市国

こんにちは、美術館やカフェ巡りが趣味の企画部Sです!
訪れた先々の魅力をたくさんお伝えできたらと思います!
今回の出張が決まり、まずは行きたい場所の集約。「あそこも!」「ここも!」がつもり結局有名観光地4都市を周るよくばりスケジュールになりました。

なんと私、この出張が人生“初”の海外ということで決定した時からワクワクドキドキ。
それも憧れのイタリア!!いろんな経験をたっぷり持って帰るぞ!そう意気込み、最初に降り立った先はイタリアの首都ローマ。

初日、コロッセオへ向かう道中フォロ・ロマーノを眺めながら歩いたり、有名な建造物や遺跡がぎゅっと集まっているところがあったり、少し歩くだけで「知ってる!」「これが!」をたくさん拝むことができました。

日をまたいで、次に向かった先は世界一小さい国バチカン市国内にある「サン・ピエトロ大聖堂」です。
ミケランジェロやラファエロなど名だたる芸術家も携わったこの大聖堂もいつかは見てみたいと思っていた建築物の一つ。実際に訪れることができて嬉しさが爆発してしまいました。

サン・ピエトロ大聖堂は、カトリック教会の総本山にして世界一大きな聖堂です。
外観内観ともに装飾が絢爛で壁や天井に描かれた鮮やかな絵や、大理石を細かく削って柄の装飾を施した床は、何時間でも眺めていたくなるくらい素敵な空間でした。

その後は、教会建築などによく見られるドーム型の天井「クーポラ」へ登り、バチカンとローマの街並みを一望しました。

クーポラに登ると黄色い可愛らしいポストを発見!
お隣にはグッズショップもあったので、早速ハガキを購入し両親へ送ってみることに。

無事に届いたかどうか、反応が楽しみです。

古代ローマから続く長い歴史と華やかな文化の発展を感じることができました。

2.ファッションとデザインの街ミラノ

ファッションの街ミラノ!ミラノ発祥の有名ブランドも多く、世界でもファッションやデザインの中心とされている都市の一つです。
まずはじめに向かったのはミラノ大聖堂(ドゥオーモ)です。ドゥオーモとは、”街を代表する教会堂”という意味で、イタリア各地に有名なドゥオーモが点在しています。

内観はシックな色合いでしたが、床に描かれた大理石のはめ込みの柄がとても綺麗で上を歩くのがもったいない気持ちになりました。大理石には、花や貝のモチーフが描かれています。こちらはなんと着工から完成まで300年以上の歳月がかかったとのことで驚きと納得です。

お香の香りと煙が聖堂内に広がる中、神聖な雰囲気が漂っていました。

ミラノ大聖堂をゆっくりと観覧したのち向かって左手にある「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」に向かいました。ショッピングモールの先駆けとも言われている施設で、ガラス張りの巨大なアーチ状の天井にモザイクタイルの床、有名ブランドや格式高いレストランが立ち並ぶ煌びやかな通りです。

せっかくなので近くのレストランで夕食をと入ったお店「Gino’s 1928」。
私は大定番のマルゲリータをいただきました。味の濃いトマトに濃厚な水牛のモッツァレラチーズ、本場のピザを堪能できました。

思い出しただけでお腹が空いてきます。

そして日をまたぎ、今回の一大イベント!
人生で一度は見ておきたい作品「最後の晩餐」を見に、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院へ。

ツアーの中で最後の晩餐を拝めるのはたったの15分。登場人物の説明や考察をみながら、壁一面に描かれた繊細な絵をじっくりと目に焼きつける時間は本当にあっという間でした。

3.街並み美しいフィレンツェ

ミラノから電車に揺られること約2時間。次に訪れた先はフィレンツェです。
赤煉瓦の屋根が立ち並ぶ美しい街並みの道中、世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」に立ち寄りました。

1612年の創業当初から400年以上続く歴史ある薬局は、王室御用達の称号を与えられ世界各国にショップを展開しています。もちろん日本にも!
本店内部は天井にフレスコ画やステンドグラスがはめ込まれていて華やかで、家具なども当時から使用されているものもあるそうです。

ずらりと並ぶ香水の香りテスターは壮観です。試してみるとどの香りもとても素敵な香りでしたが、特にローズの香りがバラ園の真ん中に立っているような繊細で華やかな香りで日本人にも好まれやすい優しい香調で癒されました。

4.「水の都」ヴェネツィア

さて、最後にご紹介する都市はヴェネツィアです。
こちらもミラノより電車で約2時間半ほどの移動です。

ヴェネツィアは100を超える小さな島々が集まっているため街中に水路が張り巡らされています。「水の都」とも謳われるだけあり移動は全て水上バス。

私たちも早速バスに乗り込み中心部へ!
街並みやすれ違うゴンドラを眺めながらリアルト橋をくぐり到着。

ヴェネツィアのお土産屋さんが連なる通りは、有名なガラス細工やカーニバルの仮面が並びどのお店も色鮮やかで賑わっています!

ちなみに観光用ゴンドラの運転手さんはみなさんこのボーダーTシャツがコスチュームのようで、ボーダー柄を着ている方がたくさんいらっしゃってとても可愛かったです!

5.最後に

イタリア各地どこに赴いても、日本人だと気づくと「コンニチハ!」と知っている日本語や好きなものを教えてくれたりと、明るく楽しげな国民性に終始暖かい気持ちになりました。
また、私自身拙いカタコトの英語と翻訳アプリを駆使してのコミュニケーションはとても刺激を受けました。
教科書やテレビの中でしか目にしたことのなかった歴史的建造物や芸術作品の数々を実際に目にすることができ、人生での願いがいくつも叶った数日間でした。

関連記事

社員コラム
香りとお酒
TO TOPTOPに戻る