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夏の虫除けにアロマを活用しよう!

初夏から秋にかけて肌の露出が増えるとともに、体のあらゆる部分が虫に刺されやすくなります。気がついたらこんなところにも…?!そんな経験はありませんか?
そこで今回は、手軽に取り入れられる「虫除けに効果的なアロマ(精油)」をご紹介します。

1.アロマで虫除けができる理由とメリット

はじめに、アロマ(精油)が虫除けに効果的な理由を見ていきましょう。
その秘密は「精油がもつ成分」にあります。

精油は主に植物の葉や花、根、茎などから抽出されます。
植物によっては、虫や鳥が嫌がる香りや、苦みのある物質の分泌によって、食べられるのを防ぐ成分を発しています。(忌避(きひ)効果)
その成分が濃縮されたアロマ(精油)を活用させてもらうことで、”ナチュラルな虫除け”を作ることができるのです。

アロマを活用した虫除けには、下記のようなメリットがあります。

メリットその1

「市販の虫除けと比べ、肌への負担が少ない」
前述の通り、アロマは植物から抽出した成分です。そのため、市販の虫除けに微量ながら含まれている「化学物質」がなく、肌への負担が低いのが特徴です。

メリットその2

「虫除けスプレー特有のにおいがしない」
アロマを使用しているので、虫除けスプレー特有のにおいは感じません。
虫除けスプレーのにおいが苦手な方でも気軽に使うことができます。

メリットその3

「虫除け以外にもさまざまな効果が期待できる」
使用するアロマによっては、虫除け効果以外にも、リラックス効果、リフレッシュ、リラクゼーションや集中力アップなどさまざまな効果が期待できます。

2.虫の種類別 おすすめの精油

虫の種類ごとに効果的なアロマは下記の通りです。

蚊・ハエ:ユーカリレモン、レモングラス、シトロネラ、ゼラニウムなど
ゴキブリ:クローブ、シナモンリーフ、ペパーミント、ベチバーなど
蛾:ローズマリー、ラベンダーなど
全般的な虫対策:ティーツリー、ヒノキ、ヒバ、シダーウッドアトラスなど

この中からポピュラーな5種のアロマの原料と特徴をご紹介します。

シトロネラ

レモングラスと同じイネ科の植物から抽出されるアロマ。
虫除け効果のある成分はレモングラスほど多くはないため、肌への刺激はよりマイルドに。
香りは好みが分かれるので、使う前には試しに嗅ぐことをおすすめします。

ミント

ミントと聞くと、清涼感のある香りを思い浮かべるかと思います。この爽やかな香りの主成分「メントール」、実は虫にとっては苦手な香りです。
虫除け効果に加え、夏の蒸し暑さを軽減する香りとして人気を集めています。
また、ミントの種類によっては鎮静作用も期待できるため、頭痛や筋肉痛、生理痛などの痛みを鎮めたい時にも活用したい香りです。

ローズマリー

ローズマリーはシソ科のハーブで、防虫作用があるとされる「カンファー」を含む植物。爽やかな香りと可愛らしい花を咲かせるのが特徴です。
「カンファー」は昔から日本でも衣類の防虫剤として用いられてきました。
比較的育てやすいハーブなので、庭先で育ててみるのも良いでしょう。

レモングラス

レモングラスはイネ科の植物で、その名の通りレモンのような爽やかな香りに、グリーンのほのかに苦い香りが混ざった香り。
防虫作用があるとされる「シトロネラール」という成分が含まれています。消臭効果も期待できるので、デオドラントにもおすすめ。
レモングラスにはストレスや不安を和らげる効果が期待できるので、ベッドルームでの使用にも人気の香りです。

ラベンダー

リラックス効果により「良質な睡眠」が期待できるハーブとして人気のラベンダー。
防虫作用が期待できる「リナロール」と呼ばれる成分を含んでいます。
ラベンダーは香りがよく、他の精油とも相性が良いので、芳香剤やブレンドとしてもよく使用されています。
ベッドルームの虫除け対策として活用すれば、心地よい睡眠にもつなげられる一石二鳥なハーブです。

3.虫除けのためのアロマ活用法

虫除けに効果的なアロマをどのように活用していくのかをご紹介します。
どの方法も精油があれば取り入れられますので、ぜひお試しください。

<初級編>
①ディフューザーで精油を炊く

精油の使用可能なアロマディフューザーを用いて香りを芳香させます。
気化式、噴霧式、加熱式、超音波式などの種類があるため、自分に合ったものを選びましょう。精油の使用量は、取り扱い説明書に従ってくださいね。

「ディフューザーの選び方」の記事はこちらから

お部屋で香りを焚きながら、同時に虫除けも期待できるので、虫が増える夏の季節にはぴったりです。

②ハンカチなどの小物に香りを移す

精油を数滴垂らしたコットン(ティッシュ)と、香り付けしたい小物を蓋付きの缶などに入れて、香りをうつす方法です。
直接精油をハンカチに垂らす方法もありますが、色移りやシミになる可能性があるので注意しましょう。

外出先でもアロマの力で手軽に虫除けが期待できるので、近所の公園や庭先でのBBQなどにぜひ取り入れてみてください。

「香る小物づくり」の記事はこちらから

<上級編>
精油を身近に使う方は、手作りの虫除けアイテムもおすすめです。

①虫除けスプレーを手作りする(出来上がり量 約50mL)

香りを楽しみながら虫除け効果が期待できるスプレーを作っていきます。

■用意するもの
・精油(レモングラスやゼラニウムなど)、その他お好みの精油 3〜20滴ほど
・無水エタノール 5mL
・精製水 45mL
・スプレー容器(50mLが入る大きさ)
※精油一滴あたり0.05mlの場合

■作り方
1.無水エタノールをスプレー容器に入れ、精油を加えたら蓋をしてよく混ぜる。
2.精製水を加えさらによく混ぜたら、完成!

■注意点
肌に使用する時は、精油の濃度を1%以上入れないよう十分注意しましょう。
精油と無水エタノールはよく混ぜて、精油を希釈させてから精製水を加えます。
使用の前には容器をよくふってください。
お子さま、ペット、妊娠している方がいる場合は、十分注意してご使用ください。

作成日などを記入したラベル貼っておき、なるべく早く使い切りましょう。
玄関や寝室など、場所や用途に合わせて作っておくと便利ですよ。

②虫除け&虫刺されかゆみ止めオイルを作る

予防やケアとしても効果が期待できるラベンダーやペパーミントなどを使って、虫除け・かゆみ止めオイルを作っていきます。

■用意するもの
・精油(ラベンダー、ペパーミント、ユーカリ、ティーツリーなど)2滴
・キャリアオイル(スイートアーモンドオイルなどの植物油)10mL

■作り方
1.キャリアオイルに精油を垂らしよく混ぜて希釈させる。
2.しっかりと混ぜたら遮光瓶に入れて完成!

■注意点
精油は分量以上に入れないでください。
使用に不安がある場合は事前にパッチテストをおすすめします。
刺激を感じたら使用を中止し、よく洗い流してください。
1ヶ月を目安に使い切りましょう。

①②ともに「アロマテラピー検定 公式テキスト1級・2級」より参照


虫除け効果はもちろん、リフレッシュや癒しなどの効果も期待できるアロマ。
アロマ同士をブレンドすることで相乗効果も得られるので、目的に合わせてアロマを取り入れてみてくださいね。
今年の夏は、アロマの力を借りて心も体も快適に過ごしましょう。

参考サイト
暑い夏もこれで快適!虫除けや夏バテ対策にも!アロマオイルの意外な活用法とは?|中日新聞
【美容ライターが解説】アロマで虫除けってできるの?おすすめの精油と使い方CHINTAI情報局

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