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花粉症対策に!ユーカリオイルで快適ライフ

いまや国民病とも呼べる「花粉症」。現代の日本人の約3人に1人は花粉症を患っていると言われています。くしゃみや鼻水、目の痒みなど毎年ツラい症状にお悩みの方も多いはず。実はこれらの症状の緩和に、精油は効果的。
本記事では、精油の中でも爽やかな香りが特徴の「ユーカリ」についてご紹介していきます。

1.ユーカリとは

[原料植物名] ユーカリ・グロブルス
[科名] フトモモ科
[主な産地] オーストラリア・スペイン・中国・ポルトガル

生育が早い常緑の高木。通常50〜60m、高い木では100mを超えるものも。
コアラが大好きな植物として広く知られているユーカリですが、実は細かく分類していくとなんと約900種近くにもなるそう。
葉が丸いものや細長いものなど形も様々ですが、精油が取れるのはほんの一部の種類だけ。

精油として使われるユーカリは、主に3種類(グロブルス、ラディアータ、シトリオドラ)ありますが、それぞれ成分や特徴が異なります。

ユーカリには多様な成分が含まれており、海外では、葉を用いた民間療法も行われているほど。更にユーカリの葉には水分・脂質・糖分・タンニン・タンパク質・カルシウムなどの成分がバランスよく含まれているため、コアラにとっては「完全栄養食」と言えるのです。

2.ユーカリ精油の特徴、効果・効能

ユーカリ精油は、葉から水蒸気蒸留法によって抽出されます。
主な成分である1,8-シネオール(別名:ユーカリプトール)は、すっきりとしたシャープな香り。
種類によっても香りの印象は異なります。

最も一般的な「ユーカリ・グロブルス」は鼻に抜けるような爽快感のある香り。「ユーカリ・ラディアータ」は、やや穏やかでマイルドな清涼感があり、「ユーカリ・シトリオドラ」は、レモンのような酸味と甘さを感じます。
爽やかでシャープな印象のユーカリ精油は、殺菌効果や抗炎症作用をはじめ、様々な効果が期待できます。

花粉対策

シネオールには、鼻水・鼻詰まりを改善してくれる効果があります。中でもユーカリ・グロブルスは、成分の80%をシネオールが占めているため花粉症に効果が高いそう。

リフレッシュ

ユーカリ・ラディアータの香りは、3種類の中でもマイルドな清涼感のある香りなので、リフレッシュやストレス緩和、集中力を高める時にも効果的。

空気清浄・消臭

抗菌・抗ウイルス作用にも優れているため、ルームスプレーやアロマディフューザーに応用できます。すっきりとした香りで、爽やかな気分に。

筋肉痛・神経痛緩和

シネオールは、局所鎮痛作用も期待できます。特に、筋肉痛や肩こりに効果的。3種類の中では、ユーカリ・シトリオドラが有効です。

3.辛い花粉に!精油の活用方法

様々な作用が期待できるユーカリ精油。
こちらでは、花粉の季節におすすめな精油の活用方法を2つご紹介します。

蒸気吸引

お湯を張ったマグカップやボウル、洗面器に精油を垂らし、鼻や口から蒸気を吸引する方法です。
ユーカリ精油は刺激が強いため、1滴からはじめてみましょう。(最大3滴まで)頭からバスタオルなどをかぶるとより効果的です。
咳やぜんそくの症状がある時には、蒸気が刺激となり症状を誘発する可能性がありますので、控えましょう。

小物に香り付け

外出先などで花粉の症状を緩和させたい時におすすめ。
ティッシュやコットン、ハンカチなどに精油を1〜2滴垂らして香らせる方法です。
オフィスのデスク周りに置いたり、カバンの中に入れたりと手軽に活用できます。
ただし、精油によってはシミになりやすいものがあるので、ハンカチなどの布類を使う場合には目立ちにくい場所につけて試してから実践しましょう。

4.注意点

心身ともに嬉しい効果のあるユーカリ精油ですが、使い方を誤ると体に悪影響を及ぼす可能性が。ここでは、使用上の注意点をみていきましょう。

①皮膚刺激
ユーカリ精油は、皮膚刺激の強い精油です。
直接肌につけてしまうと、炎症や赤み・痒みを引き起こすことがあります。

②妊娠中、てんかん、高血圧の方は使用禁止
特にユーカリ・グロブルスは刺激が強いため、上記に該当する方の使用は禁忌とされています。
ユーカリ・ラディアータは、妊娠初期の使用を禁止としていますが、妊娠中は体調が変化しやすく、肌も敏感になっているため使用は控えた方が良いでしょう。

5.相性の良い精油

すっきりシャープな印象のユーカリ精油ですが、単品だけだとちょっとキツいという方に、ユーカリ精油とのブレンドに相性の良い精油をご紹介します。

①ラベンダー

リラックス、免疫力向上が期待できるラベンダーは、ユーカリ精油と相性抜群。

②イランイラン

甘い香りが特徴のイランイランも、ユーカリ精油と相性◯。
ホルモンバランスを整える効果が期待できるため、女性には特におすすめ。

③レモン

爽やかな香りのレモンをブレンドすると、リフレッシュや集中力アップが期待できます。

④ローズマリー

こちらも花粉症対策にぴったりな精油。目のかゆみや息苦しさを和らげます。

⑤ティートリー

シャープな香りで、花粉症対策、風邪対策としてもおすすめ。すっきり爽やかなブレンドになります。

毎年やってくるツラい花粉症。
精油の力を上手に活用して、花粉シーズンもすっきり快適に過ごしていきましょう。

参考
日本アロマ環境協会「アロマテラピー検定公式テキスト2020年6月改訂版」より

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