香りと旅して

暮らし

暑さに負けない!今年の夏はアロマの力で快適に♪

本格的な夏の到来!
天気は晴れ晴れする一方で、夏バテや寝苦しさ、冷房による冷えなど、体の悩みも多い季節。
そんな夏こそアロマを使って体調を整えて、心地良く過ごしてみませんか?

1.その不調「夏バテ」かも

夏の到来とともに感じるダルさや疲れ、さまざまな体の不調。それは自律神経の乱れからくるもの。
屋外は猛暑・屋内は冷房の効きすぎといった「室内外の寒暖差」や、汗を大量にかくことで起こる「脱水・ミネラル不足」、連日の熱帯夜による「不眠」などが主な原因です。

さらに、夏は強い紫外線にさらされるため体内に活性酸素が生まれ、細胞のダメージが進みます。その進行(酸化ストレス)に体が対抗できないことも、夏バテの原因の一つと言われています。
ちょっとした体の変化・不調でも、そのままにしておくと、胃炎や食欲不振、頭痛などといったトラブルに繋がる可能性が高くなります。

2.夏の不調におすすめのアロマ

たくさんあるアロマの中でも夏の暑さ・体の不調に効果的な香りがあります。体を冷やしてくれるものや食欲減退を改善してくれるものなど、夏ならではの香りで体をケアしていきましょう。

とにかく暑くて「ダルい」時に/ペパーミント

体の疲れやダルさを感じると、何もやる気が起きませんよね。
そんな時におすすめなのが、「ペパーミント」です。
ぺパーミントはウォーターミントとスペアミントの配合種で、スーッとした清涼感のある香りが暑い夏にピッタリ。

ペパーミントに含まれる「メントール」という成分が神経を刺激し、体に冷たさを感じさせています。香りを嗅ぐだけで、体感温度が下がるとも言われています。
また、ペパーミントの香りは、頭をすっきりさせたり、集中力アップにも効果的。暑さでイライラしてしまう時や、やる気が出ない時の気分転換にも役立ちます。

ペパーミントの精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマバスは、体の疲れやダルさの軽減に◯
ややぬるめのお湯に精油を数滴入れて、ゆっくりと入浴します。2〜3滴からはじめ、しっかりかき混ぜてから入浴しましょう。

冷房による「夏冷え」に/ローズマリー

肉の臭み消しや料理の香りづけなどに用いられる「ローズマリー」は、血行を促進して新陳代謝をアップする効果があると言われています。
体の隅々まで血液を行き渡らせることで、冷房による冷えや、末端冷えの解消に効果が期待できます。

夏冷えを軽減したい時は、マッサージオイルがおすすめ。
冷えの気になるお腹まわりや、首・肩まわり、むくみが気になる太ももやふくらはぎに塗って、優しくマッサージすることで、血流改善が期待できます。

マッサージオイルは、ホホバ油などのキャリアオイルに、精油(エッセンシャルオイル)を数滴垂らして混ぜ合わせるだけで簡単に作ることができます。

<注意>
マッサージオイルを作る時は、精油(エッセンシャルオイル)の濃度が1%以下になるよう、正しく量ってください。濃度が高いと、肌に負担をかける原因になります。また、容器はガラス製かポリエチレン製を使用してください。

「食欲がない」「胃の不調」に/レモングラス

暑い日が続くと食欲がわかず、口当たりの良い素麺や冷奴ばかりになってしまう……そんな時に効果的なのが「レモングラス」です。
レモンのような強い香りが特徴的な「レモングラス」は、胃腸の働きを活発にして、消化活動を促します。葉はエスニック料理やハーブティーにも多く使われています。

胃が働かない、食欲がわかないと感じた時は、ティッシュやコットンに1〜2滴ほど精油(エッセンシャルオイル)を垂らして、食事の前に香りを嗅いでみましょう。

熱帯夜の「不眠」に/ラベンダー

暑さで寝苦しい夜は、エアコンや扇風機にプラスして、緊張やストレスを軽減し、リラックス効果の高い「ラベンダー」の香りがおすすめ。ラベンダーの香りを用いた睡眠は、香りなしの状態よりも質の良い睡眠と目覚めが得られたとの調査結果もあるほど。

枕元にアロマストーンを置いて精油を数滴垂らすだけで、寝室に香りがふわりと広がり、手軽にリラックス空間の出来上がりです。

さらに、ラベンダーの香りは夏の不調の原因である自律神経に働きかけ、活動・興奮モードの「交感神経」から、リラックス・休息モードの「副交感神経」を優位にさせる働きがあるので、夏に常備しておきたいアロマのひとつです。

いかがでしたか?
この時期に感じる疲れやダルさは「夏バテ」のサインかも。せっかくの夏もダウンしてしまってはもったいない!日頃からアロマを取り入れて心も体もしっかりとケアし、快適な夏をお過ごしくださいね。

TO TOPTOPに戻る