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暮らし

お手軽便利! アロマスプレーの作り方

リラックスしたいときや、気持ちを切り替えたい時に役立つアロマスプレー。
市販でもさまざまな香りのアロマスプレーがありますが、実は自宅でも簡単に作ることができちゃいます♪
気分転換用や、寝室用、玄関用など、使う目的や場所ごとに作っておくととっても便利。持ち運びにも適しているので、外出時や仕事中のリフレッシュにも役立ちますよ。

1.アロマスプレーとは?

アロマスプレーとは、空間や布類に吹きかけて香りを楽しむ芳香アイテムです。使いたい時に使いたい量だけ出すことができ、手軽なアロマアイテムとして人気があります。
好きな香りを使って気分を上げたり、清涼感のある香りを使ってお部屋の空気をクリーンにしたり、その他にも掃除の仕上げや虫除け、マスクの香り付けなど、使用シーンや目的もさまざまです。

今回ご紹介するのは、そんなアロマスプレーが自宅で簡単に作れるレシピです。
好きな香りや目的にあった香りを決めたら、順番通りに材料を合わせていくだけ。材料を一度揃えてしまえば、いつでも自分好みのアロマスプレーを作ることができますよ。
ぜひ日々の暮らしにお役立てください。

2.順番に合わせて混ぜるだけ! アロマスプレーの作り方

< 用意するもの > 出来上がり量 約50mL
好きな精油 3〜20滴 ※
無水エタノール 5mL
精製水(または水) 45mL
耐熱ガラスビーカー
割り箸または耐熱ガラス棒
受け皿またはタオル
遮光性保管容器(50mL用)
ラベル

※ 精油の例
◾️リフレッシュ・やる気アップ
 ラベンダー:メリッサ:レモングラス=3:1:1
◾️お部屋の清浄に
 ユーカリ:ティートリー:レモングラス=2:2:1
◾️虫除けに
 レモングラス

< 手順 >
① ビーカーに無水エタノールを入れ、精油を加えて割り箸またはガラス棒でよく混ぜる
② 精製水(または水)を加えて、再度よく混ぜる
③ 容器に移し、作成日などを記入したラベルを貼る

詳しい手順

① ビーカーに無水エタノールを入れ、精油を加えて割り箸またはガラス棒でよく混ぜる

ビーカーに無水エタノール5mLを入れ、お好きな精油を3〜20滴加えます。無水エタノールは引火性があるため、火の近くでの作業・保管は避けてください。香料は「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」と表記のある天然成分100%のものを選びましょう。好みの精油をブレンドしてみたり、すでにブレンドされている市販の精油を使うのもOK。上記のブレンドの例も参考にしてみてください。

精油は種類によって香りの強弱があるため、様子を見ながら量を調節してください。
精油を加えたら、割り箸またはガラス棒などでよく混ぜ合わせます。

② 精製水(または水)を加えて、再度よく混ぜる

精製水(または水)45mLを加えて、さらによく混ぜます。精製水は不純物を取り除いたもので薬局などで購入できますが、水道水や飲料水でもOKです。
※ 精油は水に溶けにくい性質のため、無水エタノールと混ぜてから精製水と合わせます。

③ 容器に移し、作成日などを記入したラベルを貼る

液が垂れないよう受け皿またはタオルを敷き、遮光性のある保管容器に移したら完成です。ビーカーは注ぎ口のあるものか、ろうとを使用するとよいでしょう。
容器はアロマ専門店や、100円ショップなどで購入することができます。素材はガラス製、またはアルコール・精油対応のものを使用しましょう。

ラベルに香りの名前や作成日を記入しておくと便利です。精油をブレンドしたレシピも書いておくと、次に作る時の参考になります。

使うときは容器をよく振ってから、空間に噴霧するなどして、ご使用ください。
虫除けスプレー(レモングラス精油3〜5滴)は、網戸やカーテンなどに使用すると虫が寄り付きにくくなりますよ。

3.アロマスプレーを使う時に気をつけたいこと

・作成後は2週間を目安にご使用ください。
・直射日光、高温多湿な場所は避けて、冷暗所で保管してください。
・火の近くでの使用は避けてください。
・家具や布類はシミになる恐れがあります。目立たない場所で試すなど、十分に注意して使用してください。
・マスクに使う場合は、マスクを外してから外側に吹きかけてください。
・精油の濃度が1%以上のスプレーを作る場合は、肌につかないようにしてください。出来上がり量50mLの場合、精油10滴分が濃度1%となります。(一般的に精油1滴は0.05mL)
・日光によって皮膚に炎症や色素沈着を起こす可能性がある精油があります。(光毒性)肌につかないようにしたり、外出先での使用には注意してください。 (例:グレープフルーツ、ベルガモット、レモン など)
・妊産婦、乳幼児、高齢者、既往歴のある方は、医師または専門家にご相談の上ご使用ください。
・お子様やペットがいる場合には、手の届かないところへ置くなど注意しましょう。

いかがでしたか?
リフレッシュ用や、寝室用、玄関用など、使う目的や場所ごとに作っておくと便利です。
オリジナルのアロマスプレーを作って、素敵なアロマライフをお楽しみください。

リードディフューザーの作り方も公開中! 記事はこちらから。

参考
「アロマテラピー検定公式テキスト1級・2級  2020年6月改訂版」 公益社団法人 日本アロマ環境協会

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