香りと旅して

香り

アロマに関わるお仕事

「アロマが好きだけど、香りに関わるお仕事ってどんなものがあるんだろう?」そんな疑問をもったことはありませんか?
今回のテーマは「アロマに関わるお仕事」。人と関わるアロマセラピストやショップ店員、アロマ商品の開発スペシャリストなど、詳しくご紹介します。

1.アロマセラピスト

アロマセラピストは精油の専門知識、解剖生理学、皮膚科学、トリートメント技術などを習得し、一般の人にその知識や技術を提供できるアロマテラピーのプロフェッショナルです。
資格取得は必須ではありませんが、専門学校やスクールなどで必要な知識や技術を身につけ、民間の資格試験を受けることもできます。資格をもつことで、仕事を探す際に優遇されることもあるでしょう。
アロマセラピストはサロンで精油を用いたボディマッサージを行ったり、アロマショップなどの販売店で精油選びのアドバイスをする、セミナーの講師をするなど、さまざまな場で活躍することができます。
また、医療の現場でもストレス緩和や癒し、コミュニケーションなどの観点からアロマを取り入れている施設もあり、「メディカルアロマセラピスト」の資格も注目されています。

アロマセラピストの資格についてはこちら
公益社団法人 日本アロマ環境協会 公式サイトより

2.ショップ店員

精油を取り扱うショップの販売員として、香りの知識をお客様に伝えるお仕事です。
アロマの専門店に限らず、香水のお店、雑貨店、ボディ・フェイスケアを取り扱うショップなど種類もさまざま。最近では服のセレクトショップでもアロマのアイテムを取り扱うお店があります。
アロマの正しい知識はもちろん、接客スキルや店頭のディスプレイなど、香りに関連した業務だけではない場合もあるので、事前の確認が必要です。

3.ハンドメイド作家

アロマキャンドルやアロマサシェなど、アロマを使ったハンドメイド作品を制作・販売するお仕事です。精油の基礎知識や制作の道具を揃えれば始めることができ、ハンドメイド作品を扱うオンラインショップなどもあるので、販売へのハードルも低めです。
自分のペースで制作することができますが、制作時間の確保やお客様への納期など、スケジュールの管理も必要です。
作品をSNSで発信したり、イベントへの出店やワークショップの開催など、活動の幅を広げることもできます。

4.調香師(パフューマー)

香水や化粧品などのアロマ製品の開発などに携わる、香りのスペシャリストです。
香水の調香する人のことをパフューマー、食品などの調香をする人のことはフレーバリストと呼びます。
調香師は国家資格ではありませんが、調香師のコースがある専門学校や、大学の関連分野などで専門知識を学ぶことができます。香料会社、化粧品会社、食品会社などで専門職として就業するのが一般的です。日本調香技術師検定という民間の資格もあります。
化学や薬学、生物学などの知識の他に、数百、数千種類ある香料の中から依頼に合った香りを調合していくため、繊細な香りの違いを嗅ぎ分ける能力や、センスも必要になります。
化粧品に柔軟剤、シャンプー、入浴剤、歯磨き粉に食品まで、香りを特徴とする商品はたくさん存在します。商品開発のためには、トレンドやマーケティングなどの情報収集も重要となってくるでしょう。

いかがでしたか?
一言にアロマの仕事といってもさまざまな職業がありましたね。まずは気になる職業から調べてみたり、実際にそのお仕事をしている人にお話を聞いたりして、「好き」を仕事にする第一歩をふみ出してみてはいかがでしょうか。

TO TOPTOPに戻る