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【東京都】秋の香り・金木犀のおすすめスポット4選

香り旅編集部厳選!金木犀(キンモクセイ)の香りを満喫できる、都内のおすすめスポットをご紹介。それぞれの見どころや開園時間など、お出かけに便利な情報を集めました。
一人でゆっくりと、誰かと一緒にワイワイと。この時期だけの香りを探しに、お出かけしてみませんか?

1.秋の香り「金木犀」

爽やかな風とともに秋の訪れを教えてくれる、金木犀(キンモクセイ)の香り。
金木犀は、沈丁花、クチナシと並んで、日本の三大香木と呼ばれていて、甘く華やかな香りで毎年多くの人を楽しませています。

金木犀はモクセイ科の花木で、原産地は中国。強い芳香のあるオレンジ色の小さな花を、枝に密集させて咲かせます。

左:金木犀 右:銀木犀

金木犀は、白色の花を咲かせる「銀木犀(ギンモクセイ)」の変種と言われています。銀木犀は金木犀と比べると花数が少なく、芳香も控えめ。一般的に金木犀の方が知名度が高く、家の庭木や、公園・街路樹などに植栽されています。

金木犀の見頃は、9〜10月頃。
地域やその年の気温によって前後しますが、これからご紹介する公園では、開花情報をSNSなどで発信しているところもあります。
開花期間は1週間ほどと短いため、時期が近づいてきたら情報をこまめにチェックして、お出かけの参考にしてくださいね。

2.都立光が丘公園(練馬区)|圧巻の見応え・300m続く金木犀の並木

都営大江戸線の光が丘駅を降りて、真っ直ぐ伸びるイチョウ並木を抜けると、見えてくるのが緑豊かな「光が丘公園」。
公園の広さは東京ドーム約13個分で、園内では金木犀の他に桜やサルスベリ、ツバキなど四季折々の花を楽しむことができます。

金木犀が見られるのは、野鳥などさまざまな生き物が住む「バードサンクチュアリ」の南側に位置する “遊歩道” 。300mほどあるこの道には、背の高い金木犀がおよそ50本並んでいて、黄色い花が一面に咲く姿は、見応えも香りも◎。多くの人が足を止める、圧巻の金木犀スポットです。

この他にも、ゆりの木広場やあけぼの橋付近など、園内の各地で金木犀を見ることができます。
公園は常時開園していて、無料で入れるのもうれしいですね。
多くの方に訪れてほしい、編集部イチオシの公園です。

光が丘公園
アクセス:都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅より徒歩約8分
開園時間:常時開園
入園料金:なし
休園日:サービスセンター及び各施設は年末年始は休業
公式サイト:https://www.tokyo-park.or.jp/park/hikarigaoka/

3.国営昭和記念公園(立川市・昭島市)|至る所で見られる金木犀の巨木

「昭和記念公園」は東京都立川市・昭島市にまたがった、広大な敷地を誇る国営の公園です。
東京ドームが2つほど入る広い原っぱや、ボート遊びができる池、緑豊かな森など、季節折々の自然を存分に楽しむことが出来ます。

園内の金木犀はどれも見上げるほど大きく、ダイナミックな出立ちが魅力。花木園や木工房、こどもの森のかざぐるまゲートなど、園内の至る所に金木犀の木が点在していて、香りもたっぷりと楽しむことができます。

敷地が広いため、すべてのエリアを回りたいという方は、園内のレンタサイクルの利用がおすすめ。
金木犀が咲く同じ時期には、コスモスの花畑も見頃を迎えます。
売店やトイレも各所にあるので、家族連れにも人気のある公園です。

国営昭和記念公園 
アクセス:JR中央線「立川」駅より徒歩約10分(あけぼの口)
開園時間:みどりの文化ゾーンを除く公園施設は9:30~17:00(11〜2月は16:30閉園、4〜9月の土日祝日は18:00閉園)
入園料金:大人450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下無料
休園日:年末年始(12/31、1/1) ※その他の休園日はHPでご確認ください
公式サイト:https://www.showakinen-koen.jp/

4.都立神代植物公園(調布市)|金木犀・銀木犀の香り比べも

「神代植物公園」は、ばら園や大温室、水生植物園、ツツジの大群植など見どころがたくさんあり、カメラ愛好家にも人気がある公園です。
現在約4800種類、10万本・株の植物が植えられていて、季節の花などはメディアでもよく取り上げられています。

金木犀は園内各地で見ることができますが、おすすめは金木犀と銀木犀(ギンモクセイ)、薄黄木犀(ウスギモクセイ)の3種が並んだ「つつじ園」エリア。それぞれ開花時期が若干異なりますが、運が良ければ香りの嗅ぎ比べができますよ。

同時期に開催される「秋のバラフェスタ」や、芝生広場の中央にある巨大なパンパスグラスも見応え◎。散策をする際はぜひ歩きやすい靴と服装で。

神代植物公園
アクセス:京王線「調布」駅より小田急バス(吉祥寺駅または三鷹駅行き)「神代植物公園前」下車すぐ。
または京王バス(深大寺行き)「神代植物公園」下車すぐ
開園時間:9:30~17:00(本園の入園は16:00まで、大温室・水生植物園の閉門は16:30)
入園料金:一般・大人500円、65歳以上250円、中学生200円(都内在住・在学の中学生は無料)、小学生以下無料、その他団体割引や年間パスポート、無料公開日など有り
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、年末年始(12/29〜1/1)
公式サイト:https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/

5.都立日比谷公園(千代田区)|ビジネス街でも楽しめる秋の香り

皇居の南側に位置し、新橋駅や国会議事堂にもほど近い「日比谷公園」。明治時代に日本初の洋風の公園として誕生し、シンボルの大噴水(噴水広場)はメディアの撮影やドラマのロケ地としても有名です。

皇居側に位置する祝田門の付近には、金木犀の木が並んでいて、散歩をしている人も足を止めて香りを楽しんでいます。
他にも園内各地に金木犀の木があるので、香りを頼りに金木犀を見つけていくのも面白そう。
霞ヶ関駅からすぐの霞門を入ると、銀杏の香りも広がっています。ビジネス街ながら、豊かな自然を感じられる公園です。

日比谷公園 
アクセス:東京メトロ丸の内線・千代田線「霞ヶ関」駅下車すぐ。
または東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷」駅下車すぐ。他
開園時間:常時(サービスセンターは8:30-17:30/年末年始を除く)
入園料金:無料(一部有料施設有り)
公式サイト:https://www.tokyo-park.or.jp/park/hibiya/index.html

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