香りと旅して

暮らし

リードディフューザー効果的な置き場所は

ルームフレグランスには様々な種類がありますが、火も電気も使わず香りを楽しめると人気なのが「リードディフューザー」。
ボトルにリードスティックを挿して置くだけで香りが広がり、空間もオシャレにキマるのでインテリアにもぴったりです。
より効果的に、暮らしに香りを取り入れていきましょう。

1.香りを効果的に楽しむ3つのポイント

リードディフューザーは、リードスティックでボトル内の香料を吸い上げて芳香する仕組みです。
スティックの本数を調節すれば、ある程度香りの強さをコントロールすることができますが、実は「置き場所」もとても大切。
目的や空間に合わせて「置き場所」を変えれば、お気に入りの香りを最大限に楽しむことができますよ。

▼リードディフューザーを置くときのポイント

①風通しの良い場所
②あたたかい場所
③「腰の高さ」が目安

① 風通しの良い場所

部屋中に香りを広げたい場合には、空気がよく流れる場所に置くのがおすすめです。
リードディフューザーは、香料を自然に揮発させてじんわりと香りが広がるので、空気の流れが良いドア付近などに置いてください。
お部屋に入ったときにふわっと香りを感じると、心が落ち着いたり気持ちの切り替えもできますよ。

空気清浄機やエアコン、扇風機、窓の近くなど、空気の流れが早い場所では十分に香りを楽しむことができないまま、揮発だけが進んでしまうので注意が必要です。

② あたたかい場所

香料は気温が高い場所で揮発する性質をもっているため、お部屋の中でもあたたかい場所に置いてみましょう。
ただし、直射日光の当たる場所・引火しやすい場所(特にキッチンなど)は避けてください。

③「腰の高さ」が目安

香りは下から上へと広がっていきます。
そのため、目線より下、腰の高さ付近に置くとふんわりと香りを感じることができます。
お子様がいる場合には、手の届かないところへ置くなど工夫してくださいね。
目線の高さ、鼻に近い位置に設置すると香りが強く感じられるので、お好みで調節してみてください。

2.お部屋別 リードディフューザーの置き方

それぞれのお部屋に合ったおすすめの置き場所をご紹介します。

  • リビング

生活の中でもっとも長い時間を過ごすリビングでは、ソファーの近くやサイドテーブル、テレビ台の端におくのがおすすめです。
インテリアとしても空間を演出してくれるので、収納棚やサイドボードのディスプレイとしても◎。

ただし、飲みものや食べものを置く機会が多いところでは匂いが混ざってしまう可能性があるので避けたほうが良いでしょう。

  • ベッドルーム

1日の疲れを癒すベッドルームにフレグランスを置くと、香りの効果でリラックスできるのでお気に入りの香りを置いてみましょう。
ベッドから少し離れたラックやドレッサーの上、ベッドサイドのテーブルなどに置くのがおすすめです。
ベッドルームでは、強い香りよりほんのり香る程度のほうがリラックスでき、眠りにつきやすくなりますよ。

  • 玄関

家の出入り口である玄関は、香りを置くことでオンオフの切り替えにも役立ちます。
リードディフューザーは空気の流れが穏やかな、ドアから少し離れた靴箱の上や床に置いてみましょう。
匂いの気になる靴箱には専用の消臭剤を入れておくことで、ディフューザーのいい香りだけを楽しむことができますよ。

  • バスルーム

バスルームや脱衣所にも香りはおすすめです。
ディフューザーは湿気に弱いため、バスルームの場合は入浴の前まで置いておき、入る直前に取り出すようにしましょう。

脱衣所の場合には、床や洗面台に置いてみてください。
こちらも湿度が高い場合には、適度に置き場所を移動させてみましょう。

3.お悩み解決方法

リードディフューザーはスティックを挿せばどれも同じように香りが広がると思いがちですが、香りの種類、スティックの本数、香料の量や質などによって香り立ちが大きく変わってきます。
こちらでは、お悩み別に解決方法をご紹介していきます。

  • 香りが弱く感じたら

お部屋の広さにあったサイズのリードディフューザーを使用していますか?
広いお部屋に容量の少ないディフューザーを使用していると、香りを感じにくくなります。
一般的なお部屋の広さと、適切な容量の目安は以下の通りです。

〜6畳(トイレや洗面台など) :100mL以下のミニサイズ
6〜8畳(ワンルーム、寝室など ):200mL
10畳以上(リビングなど)   :500mL

空気の流れが早い場所に設置していると香りの広がりも進んでしまうので置き場所を変えてみたり、芳香液の残りがあればスティックの本数を増やして調節することをおすすめします。

定期的にスティックの上下を入れ替えるのも対処法のひとつです。
スティックには無数の空洞があり、その穴から香りを吸い上げて芳香していますが、空洞が詰まってしまうと上部まで香りが吸い上げられなくなってしまいます。
上下を入れ替えると吸い上げがよくなり、香りが広がりやすくなります。

  • 香りが強すぎると感じたら

こちらもお部屋の広さにあったサイズを使用できていない可能性が考えられます。
容量が多すぎると香りをキツく感じてしまうかも。
購入したばかりの時には、スティックの本数を減らして様子をみてみましょう。

  • 芳香液が減らない

リードスティックが詰まっている可能性があります。
スティックは一般的に天然の藁(ワラ)やヤシ科の植物であるラタンを使用したものが多く、使い続けると劣化していきます。
衛生面も考慮すると、1年以上経ったものは新しいスティックに替えてあげましょう。

リードディフューザーの香料は、油性のものも多くあります。
木製のフローリングやテーブルの上に直置きしてしまうと、スティックを差し替えた時の液だれやディフューザーを倒してしまった場合に、シミがついてしまう恐れがあります。

芳香液をこぼしてしまった時には、すぐに拭き取るようにしてください。
リードディフューザーを設置する時には、下にコースターやトレイなどを敷いておくと安心です。

今回は、リードディフューザーについてご紹介してきました。
良い香りのするお部屋で過ごすと、気分もリラックスできますよね。
効率よく香りを広げるポイントをおさえて、毎日の暮らしをさらに快適にしていきましょう。

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