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デジタルデトックスとアロマ 心と体をリセットする癒しの方法

現代社会では、スマホやパソコンなどのデジタル機器の使用が日常生活の一部となっています。気がつくと触っている、つい夢中になってしまった・・・なんて経験も多いはず。
しかしデジタル機器を長時間使いすぎると、心や体に疲れが溜まってしまいます。そんな時に注目したいのが「デジタルデトックス」。
本記事では、デジタルデトックスと、癒しの香りを組み合わせることで得られる効果やメリット、そして具体的なやり方をご紹介します。

1.デジタルデトックスとは?

デジタルデトックスとは、一定の時間、スマホやパソコン、タブレットなどのデジタル機器から意識的に離れ、心と体をリフレッシュさせる方法のこと。デジタル機器に囲まれた生活が続くと、目の疲れや肩こり、睡眠不足、脳の疲れなど、体に悪影響を及ぼします。
デジタルデトックスは、脳や体、心の緊張やストレスをほぐし、本来のリズムを取り戻す作業なのです。

2.デジタルデトックスとアロマの相乗効果

デジタルデトックスのやり方は色々ありますが、その効果をより高めるために活用したいのが「アロマ」です。アロマには、リラックス効果や集中力アップ、気分転換などの効果が期待でき、心と体を癒すサポートをしてくれます。

デジタル機器を意識的に遠ざけて、香りを取り入れることで、知らず知らずのうちに蓄積されているストレスや疲労から解放され、心身をリセットするという相乗効果が期待できます。

3.アロマを用いたデジタルデトックスのやり方

デジタルデトックス方法と、シーンに合わせたアロマをご紹介します。

①「アロマと読書」で過ごす静かな時間

スマホなどのデジタル機器を手の届かない場所に置き、アロマポットやアロマディフューザーなどで香りを広げながら、紙の本や雑誌を読んでみましょう。
近年では、手軽に楽しめる電子書籍が人気ですが、ここはあえて紙媒体をチョイス。電子書籍に比べ、紙で読んだ方が内容が記憶に残りやすいとも言われています。

集中して読書をしたい時はローズマリーやレモン、心を落ち着けたい時はサンダルウッドやフランキンセンスの香りがおすすめです。

アロマオイル以外にも、ルームフレグランスを活用するのも◎。リードディフューザーやアロマキャンドルは置いておくだけでほのかに香りが広がります。
気分や読みたい本のテイストに合わせて香りを選んでみると、より一層本の世界に没頭できるかも知れません。


②「アロマバス」で体を温めながらデトックス

アロマオイル2〜3滴を小さじ1(5mL)程度のキャリアオイル(ホホバオイルやアーモンドオイル など)としっかりと混ぜ合わせたら、38〜40℃のお湯に落としてよくかき混ぜます。
蒸気とともに香りが立ち上り、バスルームが香りで包まれます。15分程度、香りを楽しみながら入浴してみましょう。

さらに目の上にホットタオルを乗せると、目の疲れや緊張も軽減されていきますよ。
心身のバランスを整えたい時はゼラニウムやクラリセージ、体を温めたい時はジンジャーやマージョラムの香りがおすすめ。

アロマオイルの中には、皮膚を刺激する成分が含まれているものもあるので注意しましょう。特に気をつけたいのは、柑橘系・針葉樹系・スパイス系の3種類です。
詳しい使い方はこちらの記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
精油の正しい選び方&楽しみ方

もっと気軽に楽しみたい場合には、入浴剤を活用してみましょう。シュワシュワと溶けるバスボムや、パウダータイプ、デトックス効果も期待できるバスソルトなど種類もたくさんあります。

③就寝前にアロマを取り入れた「リラックスタイム」を作る

スマートフォンやパソコン、テレビなどのデジタル機器の電源をオフにして、アロマディフューザーやアロマストーンを使って、香りを広げてみましょう。
目を閉じて、深呼吸をしながら5〜15分程度香りを楽しむことで、じんわりと体がほぐれていく感覚が得られるはずです。

リラックスしたい時はラベンダーやオレンジスイート、リフレッシュしたい時はベルガモットやペパーミントの香りがおすすめ。

4.効果を高めるコツ

デジタル機器と距離を置くことでデジタルデトックスはできますが、さらに効果を高めるために以下のことを意識してみましょう。

・タイミングを決める

デジタルデトックスは、1日や2日実践しただけでは効果がほとんど得られません。
就寝前の1〜2時間や週末など、タイミングを決めることでデジタル機器と離れる時間を習慣化することができます。

デジタル機器への依存が強い人ほど、習慣化させるのが難しくなるので、はじめのうちは意識を上げて取り組んでみましょう。
まずは短い時間から始めて、徐々にデジタル機器に触れない時間を増やしていくのがコツです。

・香りの種類を決めておく

リラックスや気分転換など、気分や目的に合わせてお気に入りの香りをいくつか決めておくとさらに効果的です。
ラベンダーやサンダルウッド、フランキンセンスは、気持ちをゆったりとさせ、レモンやローズマリー、ペパーミントなどは脳を活性化させるといわれています。

単体で使っても、香りを混ぜ合わせてもOK、自分が心地よいと感じる香りを探してみましょう。

・環境を整える

デジタルデトックスから得られる効果を最大限にするためには、環境を整えることも大切です。照明が強い空間では、目や脳が冴えてしまい、リラックス効果は得られません。

デジタルデトックスをする場合、照明は暖色系のものに変え、明かりの強さも和らげておくのがおすすめです。またアロマの他にも、ゆったりできるお気に入りの音楽をかけるとさらにリラックスすることができます。

いかがでしたか?
デジタル社会だからこそ、意識的に “自分と向き合う時間” “香りのある時間”を取り入れ、ゆったりとしたひとときを過ごしてみてください。
日々の疲れがリセットされ、心地よい毎日を送ることができますよ。

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